遺贈の活用事例
「里親への研修提供及び社会的養護経験者の進学支援」

事業内容
トラウマの影響を受けた子どもや家族は、その影響による行動が周囲から理解されず、「困った人」などと不適切な対応を受けがちです。トラウマインフォームドケア(TIC)は、支援者がトラウマに関する知識や対応を身につけ「支援対象者にはトラウマがあるかもしれない」「困った人は、困っている人かもしれない」という視点で対応する支援の枠組みです。全国の里親家庭および、児童相談所や児童養護施設の職員、心理職など、日々、ケアに携わる人たち600人を対象にTIC研修を実施し、子どものトラウマへの理解を深めます。また、米国で開発されたプログラムを導入し、社会的養護を経験した高校3年生を対象に、専門職者とメンターが年間を通して一対一の伴走進学支援をします。
寄付者のお母様からの相続財産を「子どもの支援に」と希望された寄付を活用しています。