遺贈の活用事例

海外の教育支援ミャンマーの学校へ遊具を寄贈

ミャンマーの学校へ遊具を寄贈

運動場に子どもたちの笑い声が聞こえるようになりました。

 故T様が、末期がんを患い遺言書を書くことを友人に相談したのは2016年2月でした。その友人を通じて遺贈寄付サポートセンターの相談員がご連絡を受け何度か面会をさせていただきました。T様は体力を消耗される中、公証役場と友人、遺贈寄付サポートセンターが連携をし、早い段取りで同年31日に遺言書を作成されました。遺言書の付言事項には、アジアや中東、アフリカなどの発展途上国の子供の教育支援に活用してほしい、という希望が記されていました。生前ヨガの教室を経営しインストラクターとしても活躍され、その研鑽のため発展途上国にも何度か訪問されていたので、そこで目にされた状況からのご希望だったのでしょう。残念ながら、彼女は治療の甲斐なく遺言書を作成した4週間後の328日、帰らぬ人となりました。遺言書を作成されたのはまさにぎりぎりのタイミングでした。遺言執行後ご親族からの遺留分侵害の請求を経て、寄付金額が確定しました。

 日本財団では、故T様の思いに叶うようにと活用を検討しミャンマー東部シャン州とカヤー州の子どもたちの教育支援事業に活用することにしました。この地域には、多くの少数民族が居住していますが、中央政府と内戦状態にあった少数民族武装組織の勢力下にあったところでもあり、社会インフラや生活基盤整備が都市部に比べて遅れています。学校の不足や老朽化で、識字率が低く、学校への出席率も低いといった課題があることから、日本財団ではかねてから国際事業部のミャンマー支援事業において400 校以上の学校を建設してきました。そして、このたびの遺贈寄付で、そのうちの70校にスポーツ遊具(すべり台 1 - シーソー 3 - ブランコ 2 - うんてい 1 - ロープ登り 1 - 登り台 1 台)を寄贈することができたのです。子どもたちの元気な笑い声は、天国の故T様にも聞こえているかも知れません。

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