遺贈の活用事例
「子どもへの安全安心なスポーツ機会の提供と学生アスリートによる社会貢献活動の推進」

事業内容
運動には自己肯定感を向上させる効果があるといわれ、子どもたちの身体的・精神的発達に寄与します。しかし現在、子どもたちが気軽に運動できる公園などの場は減る傾向にあります。経済的格差が広がり、運動をする機会の格差も心配されています。アスリートによる社会貢献活動「HEROs」プロジェクトの一環として、多くの子どもたちに様々な運動体験をしてもらう機会を提供しています。
バレーボール元日本代表の益子直美さんが「勝ち負けよりものびのびプレー」を重視して主催しているバレーボール「監督が怒ってはいけない大会」には多くの「HEROs」アスリートが協力しました。パラアスリートの協力で、障害の有無などに関わらず、誰もが楽しめるスポーツイベントを各地で開いています。また、大学体育会に所属する学生アスリートにも協力してもらうことで、社会貢献に取り組む若者が増える効果も期待しています。
事業の元となった遺贈寄付の寄付者からは、使い道について指定はありませんでしたが、遺言書に「大切に使ってほしい」と思いが記されていました。参加した子どもたちの笑顔が、その思いへの返事です。