遺贈の活用事例

ホームホスピス活動支援君和田桂子基金事業

君和田桂子基金事業

事業に名前を遺す『君和田桂子基金事業』~ホームホスピス活動へ支援~

自宅に住み続けることが難しい人でも、地域に支えられて暮らせる場があれば、自分らしい生活の中で最期を迎えることができます。日本財団では、そうした人生の終末を自宅やそれに近い環境で、残された時間を安らかに過ごし温かく見守られながら最期を迎える事のできる「ホームホスピス」の支援事業を1996年から取り組みを始めました。長く病院勤務をしてこられた看護師の方たちが中心となりホームホスピスを立ち上げ全国に広める活動を行っています。
ここでご紹介させていただくのは、看護師になることを目指したひとり娘(桂子)さんが、看護学校卒業を間近に控えた秋、不慮の交通事故で亡くなり(享年20)、その後ご両親のご遺志を受けた寄付金で行った事業です。
亡くなられた桂子さんのご両親は、生前「自分たちの財産は看護や福祉の分野に活用してほしい」と相続人である姉妹に語っていましたので、ご両親がご逝去された後、相続された姉妹三名はその遺志を受けて、看護や福祉の分野での活用を希望され日本財団に相続財産の一部を寄付されました。
日本財団では、その遺志を受けて「君和田桂子基金」を設置し、全国にホームホスピスの普及を図るために活動する(財)笹川医学医療研究財団(当事)(現在:笹川記念保健協力財団)に、ホームスピスの運営を軌道に乗せるための初期運営支援費と普及活動費を計10年間に渡り合計3,000万円を支援させていただきました。
その後、君和田桂子基金をきっかけにホームホスピスへの支援の輪が広がり、看護師さん達が中心となって設置された終末ケアをサポートするホームホスピスは順調に増え、"病院や施設ではなく住み慣れた自宅で最期を迎えたい"人達の終末のケアをサポートしています。天国の君和田桂子さんとご両親の「思い」が、人生の終末期を迎えた方々に笑顔を届けました。

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