遺贈の活用事例
発達特性や虐待トラウマ等を持つ 小学生を対象とした フリースクールの建築
発達特性や虐待トラウマ等を持つ子ども達を対象とする フリースクールを建築するための支援を行いました。
親からの虐待によるトラウマや発達障害などが原因で学校に通いづらい子どもたちのために、「新たな選択肢の学校」として計画された「むぎのこエレメンタリースクール」建設を支援します。事業費は全額8名の方からの遺贈寄付で賄い、早ければ2025年春には完成予定です。
スクールは、札幌の (福)麦の子会が建設・運営を担います。木造2階建の校舎で、最大で小学生100人を受け入れ、教室やカフェテリアのほか、パニック症状に対応するために気持ちを落ち着かせる場所「カームルーム」を設置します。ソーシャルワーカーらが児童の心理的ケアをするほか、自治体や児童相談所とも連携し、必要に応じて保護者の心理的ケア支援もします。
子どもが自ら学ぶ意欲を失わず、地域や社会から孤立しないために、これからも多様な居場所を確保していきたいと考えています。