遺贈の活用事例
日本財団 夢の奨学金
社会的養護のもとで暮らした若者たちの 進学に対する給付型奨学金事業です。
児童養護施設や里親家庭など社会的養護のもとで暮らした経験がある若者は、高騰教育への進学率が全体平均よりも低く、中退率も高い現実があります。そこで授業料や生活費などを給付するだけでなく、ソーシャルワーカーが進学や就職をサポートする伴走型支援をして孤立を防ぐことを目的とした本事業に、子どもへの思いを託された2人の方からの遺贈寄付を活用させていただきました。
卒業生の1人は「お金の心配をせず学業に専念できたことで「暗い中に光が射し、プレッシャーから解き放たれました」と喜びを語りました。
事業は2016年からスタートし、これまでに延べ116人を支援してきました。やる気も能力もある、しかしチャンスがないという社会的養護出身の若者にとって、意志あるお金が希望になっています。