遺贈の活用事例
~子ども第三の居場所~東北の自然の中の学び
子ども第三の居場所」を利用する子どもたちに、 東北での滞在型体験や食育のオンラインプログラムを通じて 豊かな自然を学んでもらう機会を提供する支援をいたしました。
日本財団は、子どもたちが放課後に安心して過ごせる居場所を提供し、生き抜く力を育むことを目的とした「子ども第三の居場所」を設置(152拠点 2023年3月現在)・支援しています。この拠点を利用する子どもたちを対象にした、東北の豊かな自然環境や暮らしについて学ぶ食育オンラインプログラムと、実際に現地に滞在してもらう事業を、水野久榮様からの遺贈寄付と3名(木村家基金、「故・足立德一様」、T様)からの相続財産寄付を活かして支援しました。
事業を行うのは、宮城県石巻市雄勝町の公益社団法人M ORIUMIUS(モリウミアス)。東日本大震災で大きな被害を受けた町には、廃校となった築93年の小学校舎がありました。ここを体験型複合施設として生まれ変わらせ、体験型宿泊や他県から小学生~中学生を受け入れる1年間のプログラムの漁村留学などを実施しています。
2024年3月までにオンラインプログラムは12回実施。全国24拠点の子ども延べ2880人が受講します。現地滞在プログラムは2泊3日を8回、4泊5日を2回実施し、拠点を利用する子ども延べ264人が参加します。古代米の収穫やウニ・ホタテの漁業体験など季節に応じた体験を通じ、自然の中で五感を解放して自分の知りたいことや深めたいことに出会い、気付くきっかけとなることでしょう。