遺贈の活用事例
子どもの安全ポータルサイト構築
子どもの事故による傷害を予防するために、 情報提供を行うポータルサイトの構築に支援いたしました。
日本で1歳から19歳の死亡原因の多くは、転落死や溺死といった「予防可能な事故」です。しかし、子どもの事故は保護者の責任という考えが強く、「危ないことが起こったが、幸い大事には至らなかった事象」、いわゆる「ヒヤリハット」などの情報が積極的に共有されにくく、未然に防げる可能性のある事故がまた起きてしまう傾向があります。そんな情報を共有するための場として、NPO法人Safe Kids Japanがポータルサイト「こどものケガを減らすためにみんなをつなぐプラットフォーム Safe Kids」を立ち上げました。「日本の子どもの未来のために活用してほしい」と願われた水野久榮様の遺贈寄付が活かされています。
ポータルサイトでは、例えば「歯ブラシによる刺傷」「抱っこや抱っこひもからの転落」といった事故事例とそれを防ぐための方法などが解説されています。また、子育て中の人が身近に感じたヒヤリハットの経験や情報を投稿したり、行政や企業、医療機関などが安全な製品情報や危険を避けるための工夫などを投稿したりできるようになっています。
重大な傷害を負う件数が大幅に減少し、子ども達が健やかに成長する社会が実現するよう日本財団は願っています。