遺贈の活用事例
子どもと女性のための私設避難所の設置
女性や子どもが安心して避難できる 私設避難所を作るためのリーダー養成講座、 シンポジウムの開催、避難訓練の実施などを支援いたしました。
地震などの災害が起きた時、避難所は安全・安心に過ごせる場でなければなりません。しかし、避難所で性暴力や子どもへの暴力などが起きたことがありますし、女性用トイレや生理用品が足りない、授乳スペースがない等、男性中心に運営がなされる避難所において見逃される視点はまだまだあります。そこで、子どもと女性が安心して過ごせる私設の任意避難所を各所につくるために、避難所運営リーダー養成講座とシンポジウムを開きました。運営のための手引書500部を作成し、配布しています。
熊本地震をきっかけに活動を開始し、2020年に法人設立した一般社団法人こども女性ネット東海の事業です。保育所や子ども食堂といった子ども支援事業所が、災害時に避難所として利用児童・保護者らを受け入れられれば大きな安心につながり、一日も早く日常生活を取り戻すことにもつながるはずです。東海地域の中学校区ごとに一つ、そんな避難所が開けるよう活動を続けています。
今回の事業には、杉本浩三様からの遺贈寄付と、木村家基金からの相続財産寄付を使わせていただき支援しました。子どもの未来への思いが込められた寄付です。