遺贈の活用事例
日本の和文化の振興と発展
日本の伝統的な和文化の振興とともに、技術を継続するための仕組み作りのプロジェクトに支援いたしました。
「一般社団法人日本和文化振興プロジェクト」は企業や自治体などが協業し、持続可能な日本の和文化発展の仕組みを構築するために2020年5月に設立されました。全国で活動する若手伝統工芸作家を発掘し、作家と企業・消費者との交流の場を提供して作品を展示販売するまでをサポートしています。
そんな場の一つとして「第1・2 回日本和文化グランプリ」受賞作品の展示即売会開催
(2022年11月)を支援しました。「自然保護分野などで活動する人たちのため有益に使って欲しい」と希望されていたK様からの遺贈寄付を活用させていただきました。日本文化と自然の保護は深い関係があるからです。
「世界へ和文化を発信」の思いから開催場所は羽田空港。700年以上続く箍締め( たがしめ)技法を生かした木桶や、一本ごとに日本の職人に手作りされた箒に徳島の藍染で染色した塵取りを組みあわせたもの、日本建築の伝統的技術である舟肘木(ふなひじき)を活かしたカウンターテーブルなど大小さまざまな作品が展示されました。作家によるトークもあり、作家と消費者が直接触れ合う場となりました。