遺贈の活用事例
心豊かで穏やかな看取りのために在宅看取り推進の地域勉強会
在宅看取りのできる人材育成を目指します。
約8割の人が住み慣れた自宅で最期を迎えたいと希望していますが、現実には7割の人が病院で最後を迎えています。在宅看取りの難しさの一つが、療養者とその家族への対応、介護職を含めた多職種との連携など多様なスキルが必要とされることです。そこで、在宅看取りを多く経験してきた訪問看護師のインタビューを撮影して動画教材を作成し、在宅看取りができる人材育成に寄与しています。作成した動画教材を活用し、全国6地域で勉強会を開きました。
参加対象は、訪問看護師や在宅ケアに関わる専門職ら計600人。教材は看護系の専門学校や大学・短期大学、訪問看護ステーションにも配布しました。
参加された寄付者は、「参加人数の多さには、いつも目を見張るものがありました。発表を通して、その地域の特徴に合わせた看護の奥深さを垣間見ることができました。日頃の業務の他に発表の準備をすることは、いかに大変でいらしたことかと思いますが、皆さま生き生きとしていらして、ご自分たちの在宅看護の体験を同じ立場の仲間に少しでも役立ててほしいという使命感のようなものを感じました。」と語っています。