遺贈の活用事例
「「日本財団夢の奨学金」事業 (2025年度)」

事業内容
児童養護施設や里親家庭など社会的養護のもとで暮らした若者は、高等教育進学率が全体平均より低く、中退率も高いのが現実です。経済的理由
やサポートする大人が身近にいないのが原因といわれます。そこで、専門学校や大学の入学金、授業料全額、生活費、住居費、留学費用などを給付するだけでなく、ソーシャルワーカーが進学や生活をサポートする伴走型支援をしています。
事業は2016年から始まり、これまでに延べ135人を支援。40人(2025年4月時点)が奨学生として在籍中です。遺贈されたお一人は生前、「奨学生が将来、自分が支えられたように他の誰かを支えることができると思ってくれれば」と話していました。やる気も能力もあるのにチャンスがない若者に、意志あるお金が希望になり、未来までも照らします。