遺贈の活用事例

海外の教育支援ミャンマーシャン州における衛生環境改善事業

ミャンマーシャン州における衛生環境改善事業

太平洋戦争時の償いとして

 学校にトイレがあり、男女別に分かれている――。そんな、日本人なら当たり前だと思っていることが実は大切な意味を持つことをご存じでしょうか?
 ミャンマーでは、トイレや手洗い場が整備されていない学校が少なくありません。でも、生徒数あたりのトイレの数が多いほど、途上国では出席率が高くなります。特に、思春期を迎えた女子生徒に影響が大きいといわれます。それほど大切な設備なのです。
 今回、ミャンマーのシャン州にある8校に、手洗い設備とトイレを寄贈しました。それぞれに女子用個室3室と男子用2室、2つの手洗い設備です。男女はコンクリートの壁で分かたれています。これにより、衛生環境の向上はもとより、教育環境が大きく改善されました。8校に在籍する生徒約1600人も、より安心して学校に通えることでしょう。
 この事業は、遺贈寄付が原資です。太平洋戦争当時、お父様がビルマ戦線に陸軍として従軍していたM様からの寄付です。お父様はビルマで水に苦労したそうです。同時に、現地の皆さんに迷惑をかけたという思いが強く、遺産をミャンマーで水に関することに活用してくれるよう希望されたそうです。まさに遺志を活かした本事業に、きっとどこかでお喜びになっていらっしゃることでしょう。
 日本財団は1976年以来、ミャンマーで数々の支援を続けています。シャン州では2002年から学校の建設を始め、463校を建設しました。22年までにさらに103校を予定しています。今回の事業も、過去に財団が建設した学校を対象に実施しています。

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