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老後株式会社コミヤ保険サービス 代表 小宮崇之「富裕層のお金の使い方」
普段、保険営業をしていると富裕層と言われる人と話をする機会が多くあります。 富裕層というと、一般的なイメージでは自由にお金を散財しているイメージを持つ人も多いでしょう。
ところが、実態は堅実な人が多く、充分な貯蓄があってもお金を使うことにシビアな人が多いのです。例えば、TVのCMなどの広告によって影響を受けてお金を使うのではなく、自分で価値を感じる物や体験にお金を使っています。
そもそも富裕層になったのは堅実に貯蓄をしてきた結果だと考えると、当たり前のことなのでしょう。
富裕層が特にお金を使っているのは、体験が多く、友人とゴルフに行ったり、高級なレストランに食事に行ったり、家族で旅行に行ったりなど自分が楽しいと感じる時間を過ごすための支出は惜しみなく使っている人が多い印象です。
ただ富裕層の人であっても、その中には老後のお金の不安があり、使いたくてもお金をなかなか使えないと悩む人もいます。
こうした老後のお金の不安に対しては、個人の資産を法人と同じように、B/SおよびP/Lを作り、現状の資産、負債、純資産を把握し、現在と今後の収支計画を立てて検証することが大事です。
自分で作成できない場合にはファイナンシャル・プランナーにお金を払い、依頼することも一つの選択肢でしょう。漠然としていた将来のお金の不安が無くなり、安心してお金を使えるようになるでしょう。
最後にお金の使い方として、自分のためだけにお金を使うのではなく、他者のためにもお金を使うことで自分の幸福感が高まるという研究データもあります。
例えば、寄付、ボランティア活動、他人へのプレゼントなどを行うことで、自分も幸福感を得られるのです。相手のために行動することで、相手にとっては嬉しいことですし、自分にもその幸福が返ってくる訳です。将来の衣食住へのお金の不安が無くなった時には、他者のためにお金を使うことを意識してみると、今よりも幸福感を得られるかもしれません。
日本財団が提唱する、遺贈という名の選択
老後のお金の不安が全くなくなることはありませんが、バランスシートなど作って ある程度の見通しを確認することで安心して人生を楽しめるかもしれません。 また誰かのためにお金を使うことでご自身の幸福感も得られたら益々楽しいでしょう。 日本財団遺贈寄付サポートセンターでは、遺言書で自分の財産を社会貢献のために使いたいという方のご相談をお受けしております。お気軽にご相談下さい。