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FP オフィス・ミラボ 代表 京極 佐和野「人生を振り返ることから見えてくることとは」

「人生を振り返ることから見えてくることとは」

 「これからの時間をもっと有意義に過ごしたい」「自分らしく社会貢献したい」と思いつつ、どんなことをすればいいのか、何から始めればいいのか答えが出ない方には、ぜひ人生を振り返ることをお勧めします。自分の人生を客観的に振り返ることで、過去の経験や成長を理解し、将来の方向性を考えることができます。

 人生の振り返る方法には自分史が一般的ですが、今回は自分で手軽にできるライフラインチャートをご紹介します。
 ライフラインチャートとは、自分の人生を時間軸に沿って可視化する方法です。縦軸には満足度や幸福度など(充実度)を、横軸には過去の年齢(時間軸)を設定します。出来事や経験した時点の、満足度や幸福度を点数化し、線で繋いでいきます。この方法を使うことで、人生の満足度の上下や変化をグラフで確認し、自分自身特有のパターンや傾向を把握することができます。

 事前準備として、人生をいくつかの時期に区切って、自分自身の経験を思い起こしておくと、よりよい振り返りになります。なかなか浮かんでこないという方は日記や写真、ビデオなどの記録から印象に残ることを書き出しておくとよいでしょう。

 出来事や経験を思い出すだけでなく、「満足と感じた出来事に共通点はないだろうか」「不満足と感じた出来事に共通点はないだろうか」「なぜ満足・不満足と感じたのだろうか」など自分自身に問いかけてみてください。 そして、自分自身に特有なパターンやキーワードを見つけてみましょう。きっと自分にとって大切なこと、価値基準が見えてくるはずです。

 ライフラインチャートは、ジョブカードでも活用されている自己理解のためのツールです。興味のある方は、厚生労働省のジョブカードのサイトも参考にされてください。

 振り返りは、定期的に自分の人生や過去の経験を振り返る時間を設けることが重要です。自分に合った頻度で振り返りの時間を確保しましょう。また、親しい人や専門家に振り返りを話すことで、自分とは異なった気づきを得ることができますので、自己理解を深める効果が期待できます。 また、高齢者向けの回想法と呼ばれる心理療法では、人生の出来事の振り返りを通して、認知症予防や進行抑制につなげています。

 人生の振り返りは、自己理解を深め、「自分らしく生きる」一助となるでしょう。 さらに、自分の感情や価値観を改めて確認することができるので相続や贈与遺贈にも役立つのではないでしょうか? ぜひお試しください。

日本財団が提唱する、遺贈という名の選択

人生の振り返り。とても大切なことだと思います。年を重ねることによってますます「振り返り」は重要になってきますね。 日本財団遺贈寄付サポートセンターでは、ご自身の大切な財産を遺言書で社会貢献のために使いたいというお考えの方のご相談をお受けしております。お気軽にご相談ください。

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