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FP オフィス・ミラボ 代表 京極 佐和野「特殊詐欺は、他人ごとではないかも!?  あなたの身近な人は、防犯対策できていますか?」

「特殊詐欺は、他人ごとではないかも!?  あなたの身近な人は、防犯対策できていますか?」

 突然ですが、360億円というと何を想像しますか?

 2022年の特殊詐欺の認知被害額です。なんとこれは、よみうりランドで知られる東京都稲城市の一般会計予算に相当する金額です。約9万人が住む自治体予算に匹敵とは、驚きですね。

 今月2日警視庁発表の「2022年特殊詐欺認知・検挙状況等」によりますと、認知件数は17,520件、被害額は361.4億円で、前年に比べて総認知件数及び被害額はともに約20%以上増加しました。 被害は大都市圏に集中しており、東京、神奈川、大阪、千葉、埼玉、兵庫及び愛知の7都府県の合計認知件数が、総認知件数の7割を占めています。なお1件当たりの被害額は213.7万円でした。

 警視庁・消費者庁・自治体・全国銀行協会など様々な官民団体から防犯の呼びかけがされているにもかかわらず、減少に至らないのはとても残念です。そこで、今回は今すぐ始められる防犯対策をご紹介したいと思います。

 まずは、自分にどんな危険が潜んでいるかチェックしておきましょう。
9問程度の簡単ものですのでぜひチャレンジしてみてください。
だまされやすさ 心理チェック(独立行政法人国民生活センター広報部)
https://mombetsu.jp/soshiki/simin/shimin-kyoudou/news/files/0212.pdf
 私も、心当たりのある設問がいくつかあったので、注意をするようになりました。皆さんはいかがでしょうか?

 つぎに、電話やスマホの対策です。 特殊詐欺で犯行の最初に用いられるツールは、電話が9割近くを占めています。 なかでも、オレオレ型特殊詐欺及び還付金詐欺は、約99%が電話です。

1.電話機器対策 
  電話・らくらくスマホは、番号表示・留守電・防犯(迷惑電話)機能のあるものに交換する。
2.受電前対策 
  すぐに出ない。電話番号を確認する。事前に電話番号を登録し、名前表示されたものしか出ない。
  疲れやストレスが溜まっていると感じるときはできるだけ出ないようにする。
3.受電後対策 
  万一知らない番号の電話に出てしまったときは、個人情報(住所や氏名、資産、 利用金融機関、
  同居親 族の有無、キャッシュカードの暗証番号など)を絶対に教えない。
  「家族と相談する」と言って一旦電話を切るようにする。

 最後に、 今回ご紹介した対策はほんの一例です。まだまだ他にもできることはあるはずです。特殊詐欺撲滅関連サイトで、実際の事例の動画や音声を紹介していますので、ぜひそちらをご確認いただき、それぞれの状況に合った防犯対策をご検討ください。ご自身はもとより、家族や友人・知人を詐欺被害から守るために、ご参考にしていただければ幸いです。

1.警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ | ストップ、オレオレ詐欺 https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/

2.もう許せない、だまされない 詐欺被害防止 (公益財団法人全国防犯協会連合会) http://www.bohan.or.jp/stopsagi/index.html

電話相談窓口
警察相談専用窓口 #9110
消費者ホットライン188

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