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株式会社コミヤ保険サービス 代表 小宮崇之「生命保険信託はご存知ですか?知っておきたい生命保険金の自由な使い道とは」

「生命保険信託はご存知ですか?知っておきたい生命保険金の自由な使い道とは」

 生命保険信託とは、死亡保険金を信託銀行が受け取り事前に決めた人に事前に決めた方法で管理し渡すことができる制度です。 事例としては死亡保険金の受取人を障害者や認知症患者などお金の管理が困難な人を指定する場合に、信託銀行と事前に取り決めをして毎月一定の保険金を払う方法などがあります。自由に使い道を細かく指定できる点がメリットでしょう。

 一般的に多くの生命保険会社では、生命保険金は法定相続人しか受取人を定めることができません。そのため例えば生前にお世話になった人に保険金を使ってお金を残したいなど、法定相続人以外に保険金を残したくてもできなかった人もいるでしょう。 ところが生命保険信託では、信託銀行を使って保険金を法定相続人に限らず自由に受取人の指定ができるのです。

 そもそも生きている間にご自身で稼いだお金で保険料を払った結果から得た保険金ですから、それを誰に渡すか決めることは本来自由であるべきでしょう。

 そこで最近生命保険信託を使って遺贈寄付するという選択肢が注目されています。生命保険金を信託銀行に預けて、そこから遺贈寄付として各種団体に寄付することができるのです。

 死亡保険金を使って自分の希望する使い道で活動している団体を指定して遺贈寄付ができるのです。素晴らしい制度と言えるでしょう。ただし生命保険信託は、信託銀行に対して一定の手数料が取られてしまう点はデメリットなので注意しましょう。

 生命保険は今までは相続税対策として、非課税枠(法定相続人×500万円)を利用して、相続税の対象財産を減少させる目的で利用する人が多くいました。今後は相続税を減少させることにプラスして、信託を活用することで更に幅広い保険金の活用方法が期待できます。生命保険信託について多くの人に知ってもらい、保険会社でも取り扱いが増えてくれば、もっと身近な制度として受け入れられる日が来るのではないでしょうか。

日本財団が提唱する、遺贈という名の選択

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