遺贈の活用事例

家でもない学校でもない「第三の居場所」拠点で過ごす子どもたち

拠点で過ごす子どもたち

子どものための居場所を造り、子どもたちに笑顔がもどりました。

 日本財団は、生活困窮世帯の子どもたちへの支援として「第三の居場所」全国100拠点の設置を目指して2016年から「子どもの貧困対策プロジェクト」を推進しています。20204月に大阪府箕面市に開設した建物に、遺贈寄付1件と相続寄付3件を合わせ、98,910,000円を支援として活用いたしました。いずれも、子どもの支援に使ってほしいという遺言や、亡き妹の相続財産を貧しい子どもたちのために役立ててほしい、というご希望を叶えたものです。施設は鉄骨造3階建、遊戯室、学習スペース、食堂・キッチン、相談室、集会スペース、シャワールームなどを備えており、子どもの成長を育む配慮をしています。

 「第三の居場所」の拠点で過ごす一人の男の子、「コウキくん(仮名・小1)は両親のいざこざで、虐待を受けて育ちました。自分を守るために自己表現をしなくなり、学校生活でも嘘を繰り返す日々が続いていたそうです。心配した先生が「第三の居場所」へ相談し、拠点に来たころは声を出して喋ることはおろか、大人と目を合わすこともありませんでしたが、そんな彼も拠点で過ごすうちに目覚しく変化を見せるようになりました。そんなコウキくんを見ながら、拠点のマネージャーは、「喋るようになったし、自己決定もできるようになってきた。今は、こんなにイヤって主張できるようになったんだ、っていうくらいワガママ爆発、自己解放中です」と話してくれました。コウキくんは普通の子が2歳から4歳で通過する第一次反抗期を、7歳の今、駆け足で迎えています。一度は傷つき失いかけた成長の道筋を、子どもらしい力で取り戻しているのです。

 早ければ2週間くらいで拠点に慣れ、子どもたちは変化の兆しを見せていきます。それが「大人との距離が変わることで子どもは変わっていく」段階を経ての成長をしていく証なのです。「ここに来る子どもたちは、自分のそばにいてくれて自分の話を聞いてくれて、何食べる? とか、宿題する? と問いかけてくれる経験があまりない子たちなので、何より自分の存在が確認できて、嬉しいんだと思います」と拠点マネージャーは話していました。

 このように、未来のある子どもたちの命の育みのために、ありがたいご寄付を活用させていただきました。

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