センターニュース

亡くなったご主人から相続した財産を、ご主人の好きな犬の支援のために寄付をしてくださった方がいます。ご主人は難病と闘い、奥様は闘病生活を支え続けていらっしゃいました。ご主人の亡き後、相続した財産を日本財団の難病の子供たちの支援事業の一環である、ファシリティドッグの育成に活用してほしいと、寄付を下さいました。

7月3日(月) 難病の子どもたちが入院している神奈川県立こども医療センターで、ファシリティドッグとして活躍するベイリーを寄付者と共に訪ねました。ベイリーは、ご存知の方もいらっしゃるでしょう、ファシリティドッグとして神奈川県立こども医療線センターに勤務しており、今年で引退するワンちゃんです。ベイリーに触れた子供たちも親もベイリーの魅力に引かれ、ベイリーが登場すると周りに輪が出来るほどの人気ぶりのため、引退時期を延長して今年度一杯働いてもらうことになった実力派です。ベイリーの人気の理由は、まるでこちらの気持ちがわかるような行動をとるからだとのこと。たとえば、入院している子供の容態が悪いお母さんには、何も言わないでいても何かを感じてそっと傍により、祖のお母さんの座っている膝に片足を乗せて触れてきたり、また顔を覗き込んだりするのだそうです。ハンドラーの方やスタッフが説明するわけではなく、ベイリーは言葉にはならない「いつもとは違う何か」を感じて、そういう行動をするのだそうです。

ベイリーの務めは、難病の子供たちへの緩和ケア、子供たちを支える親へのメンタル面での支えです。子供たちの中には「ベイリーが見ているから頑張って、痛い注射や苦しさを伴う治療を受けるよ」と辛い治療に耐える子もいます。また、乳幼児期から入院生活だけを過ごして亡くなるお子さんもいますが、亡くなった子供が安置されている霊安室に招きいれられたベイリーに子供の手を触れさせ、「お友達もいないまま天国に行ってしまうのではなく、ベイリーが最初の友達になれたのよ」、と介護士に言われて慰められる親もいるそうです。患者やその家族を支える病院のきめ細やかな心遣いと、ファシリティドッグを通して患者とその家族の気持ちに寄り添うNPO法人シャイン・オン!キッズの活動の温かさに、胸が熱くなる思いでした。視察された寄付者は、寄付金の活用を目の当たりにされ、納得され満足されたようです。

今回の訪問を終えて、ベイリーの真摯な働き、それを医療の支援として活用する巧みなケアの取り組み、支えてくださる寄付者の皆様の支援を改めて有難く思いました。いつまでもこの連携が継続されることを願ってやみません。(遺贈寄付サポートセンター 木下)

2017年10月5日

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