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日本財団遺贈寄付サポートセンターでは、日本財団への遺贈を遺言書にお書きいただいた方々に「日本財団ひなげしの会」の会員になっていただき、日本財団関連のイベントへのご招待をしています。春の訪れを感じる3月5日(火)、銀座の王子ホールで日本財団が支援する日本音楽財団による「竹澤恭子&江口玲デュオ・リサイタル」が行われ、寄付者の方々とご同伴者に楽しんでいただきました。

今回は、ストラディヴァリウス1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」を貸与されたヴァイオリニスト、竹澤恭子氏と、竹澤氏と定期的に競演しているピアニスト、江口玲氏とのデュオ・リサイタルでした。「サマズィユ」は、1836年、楽器商のタリシオによってイタリアからフランスへ持ち込まれた後、リヨンのシャポネー伯爵が所有していたもので、19世紀の終わりにロンドンのヒル商会の手に渡り、1901年、ヴァイオリニストのアーサー・ハートマン(1881~1956)へ売却されました。1909年にはフランスのサマズィユ家が購入し、所有していたことから「サマズィユ」と呼ばれています。1923年に楽器を所有することになったヴァイオリンの巨匠ミッシャ・エルマン(1891~1967)が「ストラディヴァリウスの中で最高の音色を持つ楽器の一つ」と記していたそうです。(日本音楽財団パンフレットより抜粋)竹澤恭子氏も「とても奥深く力強い魅力的な低音から、人間の声を感じさせるような中音域、そして、輝かしくも温かみを感じさせる高音域まで、高貴なオーラと共に幅広い表現のできる」楽器と、評しています。

その「サマズィユ」を奏でる竹澤恭子氏の演奏は、ダイナミックで感動的でした。プログラム冒頭のユダヤ人作曲家ブロッホの濃密でスピリチュアルな祈りの音楽である「バール・シェム」では、低音を響かせ、心の響きを感じさせる演奏でしたし、クライスラーの「愛の悲しみ」、「愛の喜び」では、ロマンティックな優しい感情の機微を謳いあげるような音色を楽しませてくれました。江口玲氏の伴奏は、ヴァイオリンの演奏をひきたてるのにふさわしく、二人の演奏家の息はぴったり合っていたようです。会場には演奏からのエネルギーが満ち満ちて、観客は感動、感謝しつつ惜しみない拍子を送りました。ご参加くださった寄付者の方々もご満足いただいたご様子で、にこやかに会場を後にされました。(木下 園子)

2019年03月15日

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